イペ材で叶える上質なウッドデッキ
data
建築種別 : 戸建て
築年数 : 16年
建築面積 : 約25平米
参考価格 : 500~550万円(税込)※防草シート施工含む
工期 : 約1か月間
point
- 横浜大桟橋にも使われている耐用年数の長いイペ材
- ポリカと雨樋でカーポートの雨対策を
- プライバシーにも配慮した設計に
担当者のコメント
長年使われてきたウッドデッキが老朽化し、床板が部分的に抜けてしまうほど危険な状態だったことがきっかけでご依頼いただきました。
使用したのは耐久性と美しさを兼ね備えたイペ材。高価な材料のため弊社でも施工経験は多くなかったのですが、今回このような貴重な機会をいただき非常に学びの多い現場となりました。
工事中は、職人さんと密にコミュニケーションを取りながら、現場での気づきをもとに新たなご提案を加えつつ進めました。「絶対に妥協したくない」という職人さんの熱意もあり、細部まで丁寧に仕上げることができました。
この度は工事をお任せいただき、ありがとうございました。
雨と地震の対策も◎
ウッドデッキ下にポリカーボネートを施工し、カーポートの雨対策も万全に。雨樋を設けたので排水もスムーズです。
設計はお任せいただいていたので、K様の「既存と同じ雰囲気で」というご希望を踏まえつつ、サイズ感も含めて丁寧に設計・施工しました。地域のルールで叶えられないご要望もありましたが、代替案をご提案することでK様のご要望に寄り添えるようにプランを作成しました。
耐震性にも配慮して筋交いを入れるなど、細部までこだわった安心設計です。
耐用年数の長いイペ材とプライバシーに配慮した設計
リビングからの眺めを意識し、デッキ下が見えないように幕板を設置。道路側とは異なるデザインにしています。
材料は、横浜大桟橋などの公共施設でも使用されているイペ材を採用しました。高価な材料ということもあり、初めからイペ材に決まっていたわけではありませんでした。初期費用を抑えるプランと初期費用はかかるがメンテナンスの手間が少ないイペ材のプランをご提案し、どちらもメリット・デメリットをご理解いただいた上でお話を進めていきました。
Before

高級材イペを活かす、コストバランスの工夫
イペ材を贅沢に採用したウッドデッキ。耐久性・美しさともに申し分ないイペ材だからこそ、材料費はどうしても高くなってしまいます。そこで、イペ材を採用した上でコストが少しでも抑えられるように工夫をしました。
具体的には、フェンスの桟の間隔を広げることでコストを抑える工夫を。安全性はもちろん、見た目の美しさにもこだわって桟の間隔を調整しました。
設計の工夫で理想をスマートに実現することができました。
Before

・イペ
・2025.6 K様邸 EN03428